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マネバナしよう!あなたのライフバランスを実現するためのお金の話

とあるお金のプロとのマネバナ

nayami

上村寅男(仮名)、38才、妻と二人の子供。職業は保険代理店。

お金のプロとのマネバナは、あなたの気づきにもなるかもしれません。

 
「上村です。職業は保険代理店をやっていました」 なるほど、見た目と職業に違和感がない。
濃紺のスーツに白いシャツ、しっかりと手入れされている革靴。 髪は短く、整髪料でまとめている。

「今月いっぱいで辞めるんですけどね」

ーなんでですか?

業法が変わりまして、保険代理店の管理というか監視が強化されることになったんです。せっかくサラリーマンを辞めて、個人事業主になったのに、そういう窮屈さに嫌気がさしたんです。

ーそうなんですか。保険の仕事はどのくらい?

3年になります。

ーそれまでは何をされていたんですか?

大学を出て、新卒で旅行代理店に入社しました。その後、ベンチャーのような会社を挟んで、メーカーに転職し、3年前に今の保険代理店に入りました。

ー何度か環境を変えていますね。最初に転職を考えた理由はなんですか?

はっきりしたきっかけがあります。 その頃、私は横浜の支店にいました。20人ほどの所帯です。当時の支店長を私は尊敬していました。 仕事に取り組む姿勢が素晴らしかったし、結果も出していました。支店の中でダントツに仕事ができる人でした。 その彼がある日こう言いました。

「オレ、家を買おうと思ったんだけど、ローンを組めなかったんだよ」

私はショックを受けました。 仕事ができると思っていた支店長が世間的には住宅ローンを組む信用もないのかと。

 

ー収入はどのくらいだったのでしょうね?

30歳そこそこで350万円くらいだと思います。私は新人の時は260万円でした。 収入が低い業界なんです。学生の時には気にも留めていませんでしたが。 大学時代の友達で外資系の半導体メーカーに行ったやつがいたんですが、 25歳で年収600万円をもらっていました。 その友達はその後、業界で数回転職し、今は年収2000万円だそうです。 私もそういう業界による収入レベルの違いをはっきり認識していれば、 最初から半導体業界を目指したかもしれません。

支店長と、この友達の話から「選択と知識の重要さ」ですね。 努力だけではいかんともしがたいことがあるのだと痛感しました。 実際、私もメーカーに転職した時に、年収が150万円上がりました。

ーあなたのお金のターニングポイントは何でしたか?ボジティブなものとネガティブなものを1つずつ教えてください。

ボジティブはリーマンショック、ネガティブは旅行業界に入ったことですかね。 先ほどお話したとおり、構造的に低収入の業界に入ってしまったということですね。

ーなるほど。ポジティブはリーマンショックですか?理由はなんですか。

その時、人生で初めて投資に失敗しました。それまで預金しかしたことがなかったのですが 早い段階で失敗を経験できて良かったと今は思っています。

ーそうなんですね。投資は何をしていたのですか?

株とFXです。 500万円あった資金が200万円になりました。 ネガティブなターニングポイントとしてもうひとつ上げるとしたら、保険代理店に入ったことかもしれません。 保険代理店に独特の風土があります。売れるかどうか、稼げるかどうか全てが評価されるようなところがあるんです。 私の嫌いな代理店の社長がこう言ったことがあります。 「稼げるやつが人格者だ。人格者でなければ稼ぐことはできないから」 それはまだいいんですが、社長は続けてこう言いました。 「だから稼げないやつは人間としても劣っているということだよ」 これにはものすごく違和感がありました。
「そんなわけはないだろう、お金を稼いでいなくたって立派な人間はたくさんいるよ」 そう言いたい気持ちでした。 代理店の中にはやはり思うように稼げずにいる人間もいますが、ほんとうに人間として程度が低いかのように扱われます。 でもそんなわけないんですよ。反対にトップクラスに稼いでいても全然幸せそうに見えない人間もいます。 私だって頑張ったら頑張っただけ十分に稼ぎたいからこそ、サラリーマンを辞めて保険代理店を選択したわけですが、 この風土は合わなかったですね。

ただ、保険の仕事というかお金のことを伝えているのは、やる価値のある仕事だと思っています。 というのは、多くの方のお話を聞いて思うのは、 みなさん不安がすごく強くてやりたいことにお金を使えていないというのと、 情報が圧倒的に不足しているということです。
多くの人にとって「預金か、それでなかったら保険」なんですよね。 それは保険業界がそういうふうに意図的に選択肢を排して営業してきたということもあるんですが。 私はそこに例えばオフショアという選択肢を提示するわけです。 そして月々30万円の収入があるとして、月5万円を投資に回せば、残りの25万円は使い切って構わないということをお伝えしています。
無限に貯金しなければいけないわけではないですから。一定額を投資に回したうえで余裕のある月にはバッグを買うなり、いつもより高いレストランにいくなりして構わないということをお伝えすると、ホッとしたと言われるお客様は多いです。

ーこれからやるべき事はなんだと思いますか?

言いたいことを言うということだと思います。 空気を読んでしまうところがあって、その場にそぐいそうなことを言ってしまうことが多いんです。でも、それってウソをついているってことですからね。サラリーマンを辞めたのも、口をつぐんだことが溜まって限界を迎えたところがあると思ってます。 保険代理店に入って良かったと思うことのひとつは、お客さんを選べるということです。我慢すれば買ってくれるかもしれない、でも自分が我慢していたら長いおつきあいは出来ないと思います。 サラリーマン時代は家でグチばかり言っていましたが、保険の仕事を始めてから家で明るくなったと思います。そういうのって家族にも影響が大きいです。

自分はやりたい事をやって、やりたくないことはやらない、それで人生が成立するということを証明したいんです。 お客さんと話していると、老後の不安のために貯金しなきゃという方が非常に多いです。 でも、その老後が来たら好きな事のために使うかと言うとおそらく使わないんですよ。「老後の老後」が不安ですからね笑

備えるためのファイナンシャルプランは重要ですが、それが全てではない、むしろそれ以外の部分で何にお金を使うか、そこにその人なりの生き様が出るはずです。 私は使い方をお客様と一緒に考えていく、そんなFPになりたいですね。

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